2018年
新年を鎌倉で迎える。「鎌倉あるある」になるが、三が日は市内中心部に交通規制が敷かれる。源頼朝が幕府にこの土地を選んだ有名な理由であるその地形は現代でも健在。
外から来るには限られたルートしかない。従って通常の平日でも道は渋滞気味であり、土日祝日にもなれば日によって時間が読めないこともあるくらい。
止む無く三が日は車の出入りが大きく制限されることになる。バス・タクシーも駅前には乗り入れられず、若宮大路が通行止めになるので小町大路(大路といっても道は細い)をバスが往来することになる。1年で三日間だけ見られる風景だ。ちなみに居住者は希望すれば市役所で「通行手形」を入手できる。これがあれば鎌倉からの出入り可能になる。
山は市街地に迫っている。そこにはハイキングコースが幾つかあることは記したが、南面は海(相模灘)である。天気が良ければ伊豆大島もくっきり見える。滑川を挟んで東側が材木座、西側が由比ガ浜の海岸だ。全国ではあちこちで海岸が侵食されているらしいが、ここ鎌倉はなんとか持ちこたえている。稲村ケ崎辺りは持ちこたえられなかったようだが。
浜まで歩いてただただぼーっと過ごすのも贅沢である。夏に限らず休日の昼間などは観光客を多く見かけるが、朝・夕は地元民の憩いの場だ。これもひとえに鎌倉というロケーションが東京、横浜、他関東の都市から近いため、皆が日帰りをベースに考えているせいであり、また宿泊施設が少ないからでもある。そしてそうした理由もあって観光客目当ての店の閉店時間が早いこともその理由だ。
古い写真も引っ張り出しながら投稿していきます。