鎌倉での生活

2017年12月長く暮らした横浜北部から鎌倉に引っ越しました。日々気づいたことを記述していきます。

鎌倉ものがたり

2017年12月。これもなにかの縁。映画館で「鎌倉ものがたり」実写版が上映されていたので、観に行く。勿論原作は西岸良平の漫画(同タイトル)だ。

一色先生(堺雅人)のセリフ、「鎌倉は時間の進み方が違うからね。」は鎌倉で暮らし始めてすぐに感じた違いだ。ユニオンや東急ストアのエスカレーターのスピードという物理的なことだけではない。ただ、他の土地の感覚でエスカレーターに突入すると(実際自分もした)本当に前につんのめる破目になる。

鎌倉は周知の通り狭い街に比べて寺社の数はとても多い。100メートル歩く間に幾つもあって驚くこともある。ニュータウンでは想像もできないが、墓地も住宅のすぐ隣に平然と(当たり前だが)存在している。〇〇一族が滅亡した場所とか、腹切りやぐらとか歴史がある街だから普通に遭遇する。それだけ過去が身近だということだ。

そのような観点で映画「鎌倉ものがたり」を観ると、例えば夜市のシーンなど、実際あっても不思議ではなく思えてくる。

別な機会に述べるが光則寺で開かれる夜市なんてまさにそんな感じだ。