鎌倉での生活

2017年12月長く暮らした横浜北部から鎌倉に引っ越しました。日々気づいたことを記述していきます。

鎌倉への引っ越しを決めた理由 - 2

先にも書きましたが、4,5年前から家内と「終の棲家」をどうするかという話をし始めました。さほど大袈裟ではなく、なんとはなしに、このまま港北ニュータウンに住み続けるのか、を再考してみたのです。

自分の勤務地は今も品川です。通勤条件は飛び切り良くも悪くもないものでした。駅から自宅までは若干距離があり(その分自然はふんだんにある)、男の足で徒歩15分以上の距離です。夏はヒグラシが多く鳴き、小川にはカワセミがいるという自然溢れる環境で、一方最寄りのコンビニはそこそこ遠く、気軽に行こうという気にならない距離でした。近所に気の利いた飲食店は少なく、日常の買い物も駅周辺か大型のスーパーでまとめ買いというニュータウンあるあるの生活でした。ちょっと贅沢して食事を!という話になると東京か横浜に出かけるしかありませんでした。

家内との話の中でインパクトがあったのが、「このまま年を取っていくと自分は引きこもりになる」というものです。恐らく出かけるのがとてもとても億劫になるだろうと。

流石にそれは困るなぁ、と思ったのが最初の感想です。

家内はものすごいアウトドア派ではないですが、フルマラソンも数度したほどの人なのですが、曰く自分をたきつけないと動かない方を選択すると。

自分と違って家内は田舎育ちではないので、あれこれ便利な街住まいが元々良かったことも再認識したのです。

自分としては十分自然豊か場所での生活もできたので、ここは家内の意見に寄り添おうと思いました。

 

特に差し迫った事情はなかったので、「終の棲家」探しはこうしてゆるゆると始まったのです。