古民家の活かし方
鎌倉に限らず古民家を再生する話はそこここで聞く。鎌倉ではこれに古い洋館の再利用も加わる。
くどくなるが鎌倉は町が小さい割に外から訪れる人が多いので、慢性的に土地、建物が不足している。京都と違って歴史的には栄えた時と現代には大きな時間的なギャップがあり、町としては一旦完全に寂れて小さな漁村となっているので、面々と時間のつながった歴史の町とするには無理があるのだが、今現在の鎌倉は建築物の高さ制限などもあり、比較的歴史を感じさせる演出はできている。そこで古い建物もいきなり建て替えるのではなく、再利用しようとするケースも多いのである。
おいおいそのようなケースも紹介できると思う。
さて、ここミルコーヒー&スタンドは古民家再生ではない、建物は新しく内装が古民家風なのだ。材木座にほど近く、海水浴シーズンはかなり賑わう。
鎌倉はコーヒー屋さん、喫茶店にも恵まれた町なのだ。
鎌倉市防災情報マップ・各種ハザードマップ・タイムライン
皆さんご承知の通り日本に住むということは、災害のリスクと隣り合わせということですね。
ここ鎌倉も例外ではありません。そして鎌倉に移住をお考えの方でしたら、自らの責任で行政から提供されている情報に目を通す必要があります。
以下のサイトの情報は大変重要です。
お店紹介 - 1
色々とお世話になることになる「裏小町」に足を踏み入れます。お店開拓はまだです。(2018年1月時点)
新たに訪れたお店。
ラッテリアべべ : 自家製チーズをふんだんに使ったイタリアン。古民家を改装した作りでとても居心地のよい空間。ただ、こちらのお店には越してすぐ来たことがあります。ここで鎌倉暮らしのTips。夜の店仕舞いが早いことは書きました。即ちディナーがとれるお店の数も減るということ。ましてや人気店になると、、そうです。以前来たときは「なめてました」。観光客も帰る時間だしぶらっと行っても入れるだろうと高を括ってました。結果はあえなく玉砕。以降可能な限り事前に予約するようになりました。ちなみに、こちらは予約しても行く価値ありますよ。
ビゴの店 鎌倉店(モン・ペシェ・ミニョン) : 日本に数店あるうちの一つ。鎌倉駅から歩くと結構あります。お腹を空かせるには良い距離かも知れません;-) 朝早くから営業しており、いつも混んでいます。購入したパンは2階でゆっくり食べることもできます。
2018年
新年を鎌倉で迎える。「鎌倉あるある」になるが、三が日は市内中心部に交通規制が敷かれる。源頼朝が幕府にこの土地を選んだ有名な理由であるその地形は現代でも健在。
外から来るには限られたルートしかない。従って通常の平日でも道は渋滞気味であり、土日祝日にもなれば日によって時間が読めないこともあるくらい。
止む無く三が日は車の出入りが大きく制限されることになる。バス・タクシーも駅前には乗り入れられず、若宮大路が通行止めになるので小町大路(大路といっても道は細い)をバスが往来することになる。1年で三日間だけ見られる風景だ。ちなみに居住者は希望すれば市役所で「通行手形」を入手できる。これがあれば鎌倉からの出入り可能になる。
山は市街地に迫っている。そこにはハイキングコースが幾つかあることは記したが、南面は海(相模灘)である。天気が良ければ伊豆大島もくっきり見える。滑川を挟んで東側が材木座、西側が由比ガ浜の海岸だ。全国ではあちこちで海岸が侵食されているらしいが、ここ鎌倉はなんとか持ちこたえている。稲村ケ崎辺りは持ちこたえられなかったようだが。
浜まで歩いてただただぼーっと過ごすのも贅沢である。夏に限らず休日の昼間などは観光客を多く見かけるが、朝・夕は地元民の憩いの場だ。これもひとえに鎌倉というロケーションが東京、横浜、他関東の都市から近いため、皆が日帰りをベースに考えているせいであり、また宿泊施設が少ないからでもある。そしてそうした理由もあって観光客目当ての店の閉店時間が早いこともその理由だ。
古い写真も引っ張り出しながら投稿していきます。
鎌倉ものがたり
2017年12月。これもなにかの縁。映画館で「鎌倉ものがたり」実写版が上映されていたので、観に行く。勿論原作は西岸良平の漫画(同タイトル)だ。
一色先生(堺雅人)のセリフ、「鎌倉は時間の進み方が違うからね。」は鎌倉で暮らし始めてすぐに感じた違いだ。ユニオンや東急ストアのエスカレーターのスピードという物理的なことだけではない。ただ、他の土地の感覚でエスカレーターに突入すると(実際自分もした)本当に前につんのめる破目になる。
鎌倉は周知の通り狭い街に比べて寺社の数はとても多い。100メートル歩く間に幾つもあって驚くこともある。ニュータウンでは想像もできないが、墓地も住宅のすぐ隣に平然と(当たり前だが)存在している。〇〇一族が滅亡した場所とか、腹切りやぐらとか歴史がある街だから普通に遭遇する。それだけ過去が身近だということだ。
そのような観点で映画「鎌倉ものがたり」を観ると、例えば夜市のシーンなど、実際あっても不思議ではなく思えてくる。
別な機会に述べるが光則寺で開かれる夜市なんてまさにそんな感じだ。