鎌倉での生活

2017年12月長く暮らした横浜北部から鎌倉に引っ越しました。日々気づいたことを記述していきます。

2017年末までに訪れた場所

朝の散歩で材木座由比ガ浜の海岸へ。愛犬を失っても朝散歩の習慣は続くのである。これは以前も経験している。

 

これから歴史など詳細はリンク先の情報を頼りにすることにします。

 

八雲神社 : さほど大きくはないのだけれど、木々に囲まれて良い雰囲気。本殿脇には祇園山ハイキングコースの入り口(出口)がある。鎌倉は三方山に囲まれているので、ハイキングコースがいくつかあるのも特徴だ。

常栄寺(通称ぼたもち寺) : 門にも大きく刻まれているように、もたもち寺はもう通称ではない。小さな境内は季節になると花が一杯に。

寿福寺 : 鎌倉五山の三位。建長寺円覚寺に比べると存在感は薄いかも知れない。それは伽藍の少なさによるのだろう。しかし墓地に足を踏み入れると、やぐらもあり鎌倉らしい地形が楽しめる。

 

妙隆寺 : これまた小さな境内。ただ七福神の寿老人を祀っており七福神巡りをする方には必須の場所。小町大路から若宮大路へ抜ける裏道がある。

 

本覚寺 : 十日えびすで有名。福笹が手に入るのは関東では珍しいのではないか。にぎり福という小さなお守りも可愛い。

 

 

丸七商店街 天昇 : 若宮大路、肉の大成の看板が見えたら奥に入ってみよう。小さなお店が並んでいる。入って右手にあるのがこの焼き鳥屋さん。立ち飲みのお店で早い時間からお客さんが入っている。譲り合って詰める。初見でもとても暖かく迎えて頂けた。

中華 大新 : 鎌倉では珍しく夜遅く(朝早く?)まで営業しているので皆頼りにしている。そして味は少々濃いめだが美味しい!当たり前だがいつも混んでいる。

市役所の対応

引っ越しに関わる手続きはいろいろとある。その為には市役所、警察署などに足を運ばなくてはならない。ネットで済むようになるにはまだ掛かりそうだ。

これはあくまで個人的な体験に基づく個人的な感想である。即ちタイミング、対応した担当者など様々な変数が絡んでいることをお忘れなく。

実際鎌倉市役所の対応は大変満足のいくものであった。常に事務的で冷たい印象を受けた横浜市都筑区役所とは雲泥の差だ。

スタート!

引っ越しが12月半ばだったのと、長年一緒に暮らしてきた愛犬との別れが引っ越し後4日目できてしまったので、あわただしく過ごしていたら年末・年始を迎えてしまった。

1年前には想像だにしなかった鎌倉という土地で迎える年末・年始であった。実家以外では初めて除夜の鐘を撞いた。近所にある妙本寺である。

元旦は鶴岡八幡宮宝戒寺蛭子神社を巡る。

 

横浜・港北ニュータウンとの比較

・お寺、神社の数は大変多い

・町中に墓地が点在するのも当たり前

・除夜の鐘がいくつも聞こえる

・正月三が日は交通規制が敷かれ、中心部は通行できない。バスは通常と違うルートを走る

・上記期間も居住者などには通行手形が市役所で発行され、通行は可能

・初詣客が大挙して押し寄せる

 

引越

引っ越しに際してのこまごまを記すのが目的のブログではないので、そこはさらりと。

ご縁続き?もあり、旧住居の売却もとんとん拍子に進み、新居の引き渡し(12月13日)の翌日が旧住居の引き渡しという奇遇。家の売却もなかなかうまく行かないケースもある(実際自分の実家の売却もそんなに簡単ではなかった)中、幸運だと思う。

寂しさがないわけではないが、今まで住んだところからの気持ちの切り替えはし易かった。

そして引っ越しは2017年12月15日。

 

今思い起こせば、当時会社は基本的に毎日行くものであった。自分の場合在宅勤務も全く問題ない勤務体系ではあったけれど、毎朝出勤する生活だったのだ。

 

鎌倉への引っ越しを考える方の不安点その1は通勤。

デメリット(?)

 ・選択肢が横須賀線一択。即ち何かあったときの回避策がない。

 ・東京まで1時間、品川まで45-50分と比較的長い時間かかる。但しこれは比較の問題。自分の場合は横浜北部から通勤していたので大差ない。寧ろ乗り換えが要らず、東海道線を利用しなくなったので楽になった。

 

メリット(?)

 ・鎌倉駅から通常通勤時間帯に座れることは稀。但し、途中駅で乗り換えなどの為下車する人も多く、着席できる可能性も高い。また、鎌倉駅では少なくとも車両内部、つり革のある場所は確保できるので、乗り換えがないぶん、読書したり音楽を聴いたりと時間を有効に活用できる。

 ・グリーン車という麻薬(^-^;;; 追加料金を払う必要はあるが、大変魅力的。実際出費に見合う空間、時間を手に入れられる。

 ・特に帰宅時、明るい時間であれば、大船を過ぎたあたりでがらりと変わる車窓からの景色が仕事からの解放感を加速してくれる。

 

教訓:横須賀線は空いている。但し東海道線と比較しての話である。通常の通勤時間、鎌倉駅から座れる可能性は低いが、途中駅での期待値は高い。

ご縁

本当に「もし」売りに出ることがあれば、程度の期待で不動産屋さんとの会話の中で伝えていた知り合いの住む中古マンション。

半ば鎌倉での家探しを諦めかけていた2017年9月頃。その不動産屋さんから売りに出た旨電話があった。

これが俗にいう「ご縁」というものか、古いマンションではあるものの、間取り、価格、ロケーションなどすべての条件でこちらが望んでいるものであった。

他にも検討されている方がいるとの話もあり、迷わず即申し込み。「ここしかない」という勢いであった。

そして、2017年12月の引っ越しに向け、旧住居の売却も含めあわただしい毎日が始まった。

 

教訓:言い古されたことだが、「不動産は水物」。如何にこちらが買う気満々でも、「出会い」はプランできるものではない。

 

 

物件探し

鎌倉の物件探しを始めてすぐ直面したのが需給バランスの現実です。

今現在その傾向はより強くなっているようですが、鎌倉へ住みたい人は常に売りたい人を上回っているのです。

鎌倉に住んでいると良く聞かれるのは、バスですかという質問です。それくらい駅近の物件は少ない。建物の高さ制限があるから、戸数の多いマンションはない。

最初東急リバブルに登録し、次に三井のリハウスにも登録した。幾つか物件の紹介があり、内見もした。

幾つかのtips。多くの方が指摘しているのだが、鎌倉でどうしても頭に置いておかなくてはならないのは、塩害と湿度である。由比ガ浜に近い物件を見た時は外部に面する金属の錆が気になったし、雪ノ下の滑川沿いの物件では湿度が気になった。海に面して三方を山に囲まれている土地柄だからこれらは避けようがない。

予算に上限がないわけでは当然ないので、紹介される物件は期待よりもかなり少なく、いいなと思っても迷っていると売れてしまう。

そうこうするとあっという間に半年経過してしまう。前にも書いたが当時の住居に不満一杯というわけではなかったので、そのまま住み続けるのも現実的なオプションか、と考え始めていた。

ある特定の物件で「もし」売りが出たらと不動産屋さんに伝えていた。古いマンションで戸数もすくないが、知り合いが住んでいた。3,4年に一回売却があるかないかということだった。

鎌倉への引っ越しを決めた理由 - 3

よく足を運ぶとはいえ。鎌倉及び周辺即ち湘南のことはさほど詳しくなかった。

引っ越し先を決めるにあたり、近辺を探索してみた。電車通勤も考慮して敢えて車ではなく電車で歩いてみた。藤沢、大船....正直街の大小の違いはあれ、何処も同じ駅前の顔だ。これは関東に限ったことではなく日本全国どこにでも見られる現象だ。これらの駅を中心に新たな生活をするイメージはなかな作ることができなかった。

 

鎌倉は違った。

駅舎も特徴があるが、駅前の景色で気づくのは空が広いこと。これは景観条例で建物高さが制限されているから。そして、東口からすぐ若宮大路があり、段葛という特徴的な参道がある。これらで明らかに他とは全く違う街並みを形成している。

 

横浜に住んでいたし、家内は横浜が実家。最初は横浜の港に近い辺りをターゲットにしようか、と話していた。正直自分はあまり乗り気じゃなかったけど。少し物件をサーチしたが余り魅力的なものは見当たらず、じゃ好きで通っている鎌倉を外す理由もないじゃん、となったわけである。